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Black Tommyのハワイの歩き方
by black-tommy
結婚式
沢山の応援のコメント皆どうもありがとう。 そこまで励まされたのであればやはり続けるしかないなぁ、と脱中途半端宣言をした後にちょっと後悔のジェイ兄ィであります。 なぜなら今月の俺はちょっと忙しい。 実は最近毎週のように結婚式があり、先週の土曜日は日本から、日曜日にはニューヨークから、そして先日はローカルの友人がここハワイで式を挙げたのでした。 うちの会社は結婚式のコーディネーションもやっているので、お手伝いさせていただく機会も多いのだが、習慣の違いからか、日本とアメリカでは結婚式や披露宴も若干異なり興味深い。 そこで今回は、前回のブログでもちょっと触れた、先月日本からご招待をうけたある友人の結婚式と、先週、今週と続いたアメリカの結婚式を比較しながら、両国の文化や歴史の違いを研究してみよう。

最近では日本でも仲人をお願いする式は少なくなったと聞くが、アメリカでは仲人の代わりに、Maid of Honor(メイド・オブ・オナー)Best Man(ベストマン)が存在する。 通常彼ら、彼女らは新郎新婦によって、彼らの親友や兄弟姉妹の中から選ばれ、式や披露宴等の世話役に徹する者で、アメリカの場合、披露宴の雛段には新婦の横にはメイド・オブ・オナー、新郎の横にはベストマンが着席する場合が多い。 つまり、日本のように会社の上司や政治家などが新郎新婦と一緒に座ることはまず無いのである。 

また、アメリカでは結婚するにあたり、独身最後を楽しむ Bachelor バチュラー(男性限定)または Bachelorette バチュラレット(女性限定)パーティーというのがあり、新郎、新婦それぞれが親しい友人達と独身最後の夜を楽しむ。 まぁ要するに、結婚する前は色々あったがこれからはあなた一人を愛し続けます、と今後の契りを交わし神の前で誓う前に、シングル最後の思い出にパァーと騒ごうぜ!的なイベントである。 この日ばかりは、“いやぁー今日はあいつのバチュラー・パティーだからさぁ” と言うことで、まずいい顔はされないが、恋人がいる君も奥さんがいるあなたも、大義名分のもと朝まで気兼ねなく大騒ぎが出来るので、ハロウィンやクリスマスとともに是非とも日本に定着させたいイベントの一つであると俺は常々思っている。 以前ニューハンプシャーに住んでいた時に催されたバチュラー・パーティーのひとつには、わざわざカナダのモントリオールまで泊まりがけで出かけて行ったものもあるし、来年ハワイの友達が結婚する際には、ベガスにいこうとか、東京でやろうとか、いや、香港で派手に騒ごう!とか今から非常に盛り上がっている。 どのような内容であるのかはここでお話しできないのが非常に残念ではあるのだが、バチュラー・パーティーで起こったことについては決して口外してはならない、という参加した男同士の鉄の掟があるのでご容赦賜りたい。 ゆえに、新郎新婦の間では、あなたがバチュラー・パーティーをやるなら、私もバチュラレット・パーティーをやるわよ!と交換条件を提示され、泣く泣く断念する新郎もいるのだが、そのような場合には先に述べたBest Manが新郎側よりさっそうと登場し、”ただ俺達はスターバックスでコーヒーを飲んだ後に、ファミレスで食事をしながらあいつのことを祝いたいだけなのだ!”などと新婦を説得するのもBest Manとしての最重要任務のひとつであるといえる。 これを読んでいる諸兄のなかで、ハワイでバチュラー・パーティーを開きたい者がいる場合は遠慮なくご連絡いただきたい。 仕事の一環として当然俺も参加させてもらう事になるが、(あくまでも仕事として)是非コーディネートをさせてもらおう。

話を元に戻そう。 そんなわけでアメリカには日本とは違い、なかなかユニークな結婚に関するイベントがあるのだが、先月参加させてもらった日本での結婚披露宴も非常に愉快であった。 まずは乾杯。 通常はシャンパンで乾杯となるのだろうが、な、なんとその披露宴ではマックスコーヒーでの乾杯から始まったのである。 今まで出席させていただいた披露宴で、クリスチャンの友達の式に出席した際、宗教上の理由からアルコールが全く出されなかったものもあったが、マックスコーヒーがタキシードを着用したウエイターからシャンパングラスに並々と注がれていく様はなかなか微笑ましかった。 また、披露宴の定番といえばケーキカット。 ハワイでは新郎が先にカットしたケーキの一部を新婦に食べさせ、その残りを新郎が完食することにより一生食べ物には困らないとされている。 しかし、日本でのその披露宴は新郎新婦がお色直しで中座している間にとり行われ、抽選箱より抽出された新郎新婦側からの出席者各1名が、新郎新婦の代理人としてケーキをカットしたのである。 その他にもキャンドルサービスがキャンギャルサービスであったり、新郎が葉っぱ一枚で友人等とステージで踊ったり、メインディッシュがおにぎりと味噌汁であったりと、サプライズ満載の粋なレセプションであった。 

というわけで冒頭でも述べた、今回のテーマである、結婚式における日本とアメリカの文化と歴史の違いは何か?を追及するにあたり、あまりにも比較する日本でのその披露宴が型破りで参考に値するものではなかったため、結論はまたの機会に繰り越そうと思う。 ご結婚なさった皆様、ご両家、ご親族の皆々様、本当におめでとうございます。 そして、いつまでもお幸せに! 最後に俺の大好きな言葉を贈り、本日のブログはお開きにさせていただこう。 

愛とは愛されることではなく、とにかく愛することである。 努力なくして人に愛されることは出来るが、努力なくして人を愛することは出来ない。- 加藤諦三

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07/07/07に結婚したKaoとYu 次回はとんかつ食いに行こうぜ!

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 ケーキ完食中のYuichiさんとYuri 今度は一緒に海入りましょう!
by black-tommy | 2007-07-16 22:37
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