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Black Tommyのハワイの歩き方
by black-tommy
アメリカ大統領選で思うこと
昨日はアメリカ大統領選の投票日でありました。 アメリカ史上初の黒人大統領が誕生した事で異常な盛り上がりを見せていたな。 アメリカでは日本と違い大統領選も国民一人一人が投票するのであるが、確か投票率も70%近かったようでいかに皆の関心を集めていたのかが理解できる。 新大統領のオバマ氏はハワイ生まれであり、選挙前にも急遽ハワイに住むお婆ちゃんをお見舞いに来たりと(投票日前にお亡くなりになりました)、ここハワイとの関係は深く、もちろんハワイ州ではオバマ氏が勝利した。 

既に日本でも報道されているように、結果は民主党のオバマ氏が共和党のマケイン氏を破り新大統領に就任した。 俺は政治評論家ではないので詳しい議論は避けたいと思うが、仮に俺がアメリカ人であるならやはり47歳という若さと、外交に強い副大統領を選んだオバマ氏を支持するであろう。 マケイン氏は72歳という高齢であるにもかかわらず、副大統領にはアラスカ知事ではあるが、ワシントンではほとんど無名で、2007年に初めてパスポートを所得した、言い換えれば、海外にほとんど出かけたことのない、ペイリン女史を指名した。 元準ミス・アラスカだけあって確かに綺麗な女性ではあるが、副大統領といえば大統領が死亡した場合には大統領になる非常に重要なポストなのである。 小渕元首相が在任中に逝去したように、72歳の最高齢大統領になるマケイン氏も在職中に執務不能になる可能性は否定できない。 そんな時、海外をほとんど知らないペイリン女史が米軍最高司令官として、イラクやアフガニスタンの外交問題を取り仕切るにはちょっと頼りない気がするのである。

では、日本にとってはどちらの大統領が果たして好ましいのか? 前民主党大統領のクリントン氏が、当時貿易摩擦によるジャパンバッシングなど対日強攻策を強めた例もあるように、一般には共和党のほうが民主党より日本寄りであると言われている。 しかし、実際はどちらの政党も“アメリカが一番”と自国の国益を優先するので必ずしも共和党だけが日本寄りとは言えないのである。 但し、今回の選挙に関しては、俺はやはりマケイン氏のほうがより親日的であったような気がしてならない。 アメリカの“フォーリン・アフェアーズ”誌の外交に関する記述の中でオバマ氏は日本についてはほとんど無視しているが、マケイン氏は日本を評価し、国連安保理の常任理事国入りを支持するとまで述べている。 オバマ氏の著書、“合衆国再生”も読んでみたが、日本の話は全く出てこないし、彼は議員生活の中で日本を訪れたことは一度もない。

そんな中、CNNのニュースで日本の小浜市が民主党のオバマ氏を支持してお祭り騒ぎをしている映像が盛んに流れている。 ただ単に同じ名前であるからなのだろうが、ニュースを見たアメリカ人に、“彼らはなんでそんなに熱狂しているのか?” と問われると非常に返答に困ってしまう。 同じ日本人として、ちょっと悲しくなってしまうのは俺だけであろうか・・・ まぁ、誰が大統領になろうとも我が国日本はアメリカの傘の下に収まらず、独自の外交を目指す真の独立国となる事を今後は大きく期待したい。 
 
   Barack Obama バラク・オバマ 現在アメリカ大統領
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     Black Tommy ブラック・トミー 現在坊主頭
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by black-tommy | 2008-11-06 20:18
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