前回は久しぶりの更新にもかかわらず、たくさんのコメントを頂き感謝であります。 これからも出来るだけ更新いたしますので、よろしくお付き合いください。
さて、いきなりであるが日本にあって、ハワイにない物はなんであるか? 豊かな四季や、鉄道、派手なネオンサインや広告看板などなど、様々あると思うが、俺に言わせればおいしい食べ物、誰がなんと言っても、フグ、ふぐ、河豚!!なのである。 俺が最初にフグなるものを食したのはかなり大人になってからで、少年時代の夕飯の食卓にフグがさっそうと並べられていた記憶は、ない。 都会で遊ぶようになったある日、仲間達から “フグでも食べに行こうぜぃ” と誘われ、“おおっ” と戸惑いながら答え、何度も食したことがあるように渋谷だか恵比寿のフグ屋さんの暖簾をくぐったのが最初である。 最初に口にしたふぐ刺しの食感は “なんだ、コンニャクと変わんねえじゃないか” と思ったが、もちろん口には出さず、次から次へと出されるコース料理を平らげ、最終段階の支払いで目ん玉がボヨヨ~ンと飛び出たのが俺のフグ初体験であった。
以来、アメリカに渡ってからも、日本に帰る度に(あくまでもご馳走になる場合のみ)真っ先にリクエストするのが、このフグなのである。 最近はこのリクエストがいとも簡単に却下され、近所のラーメン屋に連れて行かれるケースも増え始め、俺の ”フグご馳走になる作戦”にまで不況の影響が出始めたのは非常に残念な事態である。 今後の民主党に期待したい。
幸運なことに前回帰国時は、高校時代の友人山口(現在ニュージャージー在住)に、稲荷町の
ふぐ専門店“牧野”でご馳走になった。 ここのフグは、刺し、焼き、から揚げ、白子、もう全てが絶品で、感動のあまり “うおおお~”と思わず雄叫びを上げてしまったのがきっかけで、そこの大将と女将さんとすっかり意気投合してしまったのである。
先日、その大将と女将さんが一ヶ月間ハワイに遊びに来た。 もちろん、フグを大量に持ってきてくれて、ヒルトンホテルの一室で密かにフグパーティーが催されたのであった。 “フッフフフ、ハワイで今フグを食べているのは俺達だけに違いない”と優越感に浸りながら、ひれ酒を片手に次から次へと出される女将さんのフグ料理に舌鼓を打つ俺様であった。
牧野の大将、女将さん、素敵な夜を本当にどうもありがとうございました!
ふぐ会場からの景色はこんなカンジ
圧巻、ふぐ鍋
最後はふぐ雑炊
大将と女将さん、俺が飲んでいるのはひれ酒デ~ス!